2025年7月12日土曜日

ヒナ ドレス製作ログ その2

 どうも羽翠です
その1からかなり空きましたがドレスヒナの制作ログその2です

今回は衣装回りの解説から
ありがたい事にイベントで多く人に見ていただき、質問も多くもらったのでその部分についての紹介になります。

前回はこちら → ヒナ ドレス製作ログ その1


・ドレス





全体的にボーンペイントさんのブルーマイカを基本として各パーツ事に他の色を塗装しています。


スカートと胸部分は白サフを下地にブルーマイカを全体を基本として使ってます。
スカートの半分から上の方はブルーマイカ+ネオマイカで薄めのブルーを合わせて吹いてます。
正直効果は微妙かもだったけど、やっていないよりは少しくらいは違うかな?くらい。

ベースの後は裾や陰影を入れたい部分へクレオスのGXクリアブラックで陰影をつけました。


スカート下のパニエ部分はクリアブラックオンリーで濃さでバランス調整。
程よく透け感が残る事でキット全体に変化が加わり情報量アップにつながっています。





展示会で質問の多かった胸のフリルと腰のドレープは、
基本はブルーマイカ→クリアブラックで暗くした後で
粒子の大きいマニキュアをうすめ液で割ってグリッターとして吹いてます。

大きめのグリッターを吹くことで、
オーガンジーのような感じを表現できないかとやってみましたが、
他ではあまり見かけない独特な感じになったのではと…!

仕上げは全体に艶消しで一回閉じて次にドット作業に入ります。

ドットはネイルで使われるドットペンを使い点を描きました。



かなり小さいドットなので僅かな歪みでも丸に見えなくなるため、
余ったパーツで事前にドット打ちの練習をしてから挑みます





ドットは水性ホビーカラーのスーパーファインシルバーを使い、
歪んだドットをマジックリンで消せるようにしておきました。

が…先に艶消しを吹いたためマジックリンだとしてもふき取った面の艶感が僅かに変わってしまったので、
最終的に半艶を吹いて跡が分からないようにカバーしました。



・グローブ




グローブはドレスと同じマテリアル感を持たせつつも、より薄い生地感を演出する方向で仕上げました。

肌と同じカラー→ブルーマイカ+ネオマイカで肘から半分を塗装、
そのあとはブルーマイカを吹き重ねる量をコントロールして指先にかけてのグラデを入れて、生地の厚みの変化を演出しました。

手の甲に乗っている蝶は、グローブの艶感の流れを繋げるためLGパールで仕上げています。


・タイツ




ベースの肌色→1枚目の塗料でベースカラー→2枚目の塗料で調色したシャドウカラー
→LGパールで仕上げ

シャドウの調色はGXのクリアパープルをベースにクリアブラック、シアン、マゼンタ、クリアホワイトで欲しいカラーを作成しました。


タイツは何回もやり直すことになり、最終的に調色した塗料がなくなる寸前までやっていたのでハラハラしながら塗装していました…







・台座




今回は台座も含めた完成形をイメージしていて、どうやって作ろうか考えていたところ、
知り合いのガレージキットディーラーをやっている こよさん(@coyo_ojtr)から
3Dプリンターを使わせてくれるというお話をもらったので、データを作成して出力してもらいました!

テーマは「波紋の煌めき」

動きの一コマを切り取ったような印象を表現出来たらと思い、
波紋は足元を中心に縁に行くにつれて波を弱め、造形に合わせてブルーとパープルのグラデーションで仕上げて
最後に少しだけ金のラメを散りばめました。


台座の厚みはコースティクスが入るようにしたかったので1.5mmと厚めにしたのですが、
上からの光だと予想以上に光が差し込まずそのままでは暗くなる結果に…
奥から入るこんな感じ水底のような雰囲気が出ます

これを展示会で見てもらいたかった…




・顔回り


最後に顔回りです

もうね…とにかく顔の造形がいいんです!ちょっと幼い印象がありつつも
可愛いよりも美しいと感じる造形で、自分がイメージするヒナ像に完璧にハマりました!

イラストからも分かる通り、シャドウが青っぽいピンクが入っているので
メイクもピンクを強めに使う方向に。

眉毛とまつ毛はマゼンタ系のブラウンにして妖艶さを演出。
メイクはホルベイン ソフトパステルの187番のピンクで、
アイホール、目尻、目頭、粘膜、デコルテ、額、耳、チークへブラシで入れてます。







自分の傾向として、耳や額の赤身はメイクで追加する事が多いです。
耳はエアブラシだと入りにくいのもありますが、メイクで赤身を足すのが個人的に好きなバランスに仕上がるのでそうしています。

まつ毛が立体でドールアイ形式の瞳だったので、
仕上げはまつ毛と下唇はグロス仕上げ、それ以外は上半身と同じ LGパール → 艶消しですが、気持ち弱めに艶消しをして生っぽさを出しています。

デカールもこれまた自分のイメージにバッチリだったので、
今回はそのまま使用し、仕上げにUVレジンで凸型にしてドールアイを強調しました。


最終的に可愛いだけでなくヒナの少し陰りのある雰囲気も入れ込めたのでは?
と自分では満足する仕上がりになりました!






・まとめ

主な塗装の紹介は以上です。

仮組を始めたのが8月末でそこから途中別のキットや他の事をやっていたので、
メインの制作自体は12月から初めて3月に完成。結構長いかも?

少しでも良い作品にしたいと何度もやり直していたので、
展示会で多くの方から感想をいただけたのはとても嬉しかったです。

2年目の締めくくりとして推しキャラを自分の想像のままに形にする事ができ、
とても思い出深い作品となりました…!




2025年4月25日金曜日

第二回 作品撮影ワークショップ


どうも羽翠です


先日の小田原の模型製作会でのワークショップに続き、
主催者の(っ'ω'c)マッさん(@DDpnB0opTdjdCZ8)より再度お声がけいただき、
5月31日[土]開催のモデラーの交流会にて
第二回作品撮影ワークショップを開催することになりました!

ありがたい…

以下ワークショップのご紹介となります

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第二回 作品撮影ワークショップ 

このワークショップでは、
フィニッシャーとして活動している羽翠がCMなどの映像制作をしていた経験を基に、
作品撮影の基本的なワークフローをご紹介していきます。


特に初心者の方へ向けた内容となっており、カメラの使い方、機材の紹介、撮影環境のセットアップから撮影ワークフローまで、作品撮影の一通りの知識を学んでいただける内容となっております。

基本的に定常光を使いますが、前回ストロボについて質問があったため、
第二回では少しだけストロボも紹介する予定です。

(前回参加された方はストロボの紹介以外は基本にほぼ同じ内容となりますのでご注意を…)


↓ワークショップでは以下のような写真を撮影する際の知識をを学習していただけます。



その他撮影した作品はこちらをご覧ください
→ https://www.foriio.com/home


こんなお悩みありませんか??

  • 自分で作品を撮影しているけれど、なんだかのっぺりして上手く取れない…
  • 撮影ってどうやってやればいいかイマイチ分からない…
  • 一眼レフは持っているけれど実はよく使い方が分からない…
上記に思い当たる方には役に立つ内容が多いかと思います…!


ワークショップ概要

募集ページはこちらになります→https://twipla.jp/events/676212

  • 開催日時 : 5月31日[土] 13時~

  • 場所 : 川東タウンセンターマロニエ

  • 時間 : 時間2〜3時間ほど(参加人数や質問の数により前後する予定です)

  • 金額 : 10000円(当日参加時にいただきます)

     前回参加された方で今回も参加したいという方は、割引させていただき 
     2000円でご参加いただけます
  • 内容 : 作品撮影の基本について、以下の3つのテーマで進行します

1.カメラの基礎知識とライティングの基本3点照明について

撮影をする上で必要なカメラの基本操作であるISO,F値,シャッタースピードについての解  説と、ライティングの基本である3点照明について座学形式でお話します。

2.撮影の道具、機材の紹介と、それぞれの使い方の解説

撮影に使う機材や道具を、それぞれ役割や使い分けについてお話しながら、
撮影前の準備やPCを使った環境のセットアップについてご紹介します。

3.作品撮影を行いながら実際のワークフローを紹介

座学で解説したカメラの使い方やライティングの方法を、
実際に操作しながら作品撮影の一連をやってきます。
ちょっとした事で大きく変わっていく様子をご覧いただけると思います。


今回も使用する機材はプロ向けの高価なものでは無く、
個人で購入しやすい価格の物を使うため講習会の後に参考にしてもらえると思います。
参考程度に少しグレードアップした機材も紹介します。

ワークショップはテーマに沿って進行しますが、お堅い感じではなく
参加された方から随時質問をしてもらいお答えしながら進めていく予定です。
かなりフランクな雰囲気で参加していただけると思うので、
普段の疑問や気になる事などを解消する場としてご活用いたけると思います!



ご参加お待ちしております!

※初心者向けのワークショップのため、
プロの撮影技術を学びたい場合はご期待に沿えないためご注意ください。



2025年3月18日火曜日

ヒナ ドレス製作ログ その1

ガレージキットを製作し始めもうすぐ2年が…早いものです


今回はcarat4で展示したヒナドレスの制作まとめをしていきます。

こういう記事を毎回書くつもりでしたが、ついつい放置していました…

しかし今回は推しキャラの制作!
2年目の締めとして書いていこう思います。


制作キット

ブルーアーカイブ 空崎ヒナ(ドレス) 花の独舞

・原型 惜彼西比_しびしび様 (@JesuCB_)

完成写真はこちら → https://www.foriio.com/umidori



Xで見かけたときからコレだ!と感じ、作るのが楽しみでした。

まずは仮組から…の前に自分の制作手順を紹介します
ここ最近固まってきた自分の製作フローは

軸打ち仮組み
パーティングラインと表面処理

レジンウォッシュに2時間浸けてからクレンザーでブラシ

色彩、質感のプランニング

調色、塗装
アイペイント(今回はデカール)

完成!!

こんな感じです
調色は全部じゃなくてプランニングで迷ったところは後にして、
主に塗るイメージが固まっている部分だけにします。

やっていない塗り方をやる時は余っているキットのパーツなどで一度練習しながら色調をたいのちに、本番に挑みます

・軸打ち仮組












仮組の時点で美しさが伝わる素晴らしい造形!!
あまりの良さに仮組なのに思わず瞳デカールに眉の塗装までやってしまった

アイペイントをするつもりだったけど
この時のデカールを付けた顔がイメージにバッチリだったので、
今回はこのままデカール使用で決定


・パーティングラインと表面処理



同時にやっていたうさタイツちゃんも写ってます…


紙ヤスリの260番→400番でパーティングラインを処理したのち、
スポンジヤスリを付けたアルティマで800番で一度全体を磨きます

その後削りカスを一度洗い流した後に気泡や穴埋め、
接合部が合わない部分の処理を行って今度はスーパーアシレックス600番→スポンジヤスリ800番を主に使ってもう一度磨きます。

サフやプライマーを吹いて気になるところがなければ表面処理終了

磨きについては未だにこれでいいのか分かっておらず、
効率が悪い気がしている…

誰かのフローを一度を見せてもらいたいところです


隙間に関しては今回はまさかの顔の真正面で前髪との間にガッツリ隙間が…
ネットで他の人のを見る限り個体差ではないっぽい

この時点でサフレスは諦めて疑似サフにする方向にしました
他にも大きめの気泡が透けてわかるパーツもあったのでまぁどちらにせよね





隙間については村正さんのブログを参考にUVクリアパテを使いました。
村正さんのブログ




隙間を埋めたらこんな感じに
白っぽい透明なので正面だと透けて見えるけど、
少し角度がつけば埋まっているのが分かります

最終的にはサフを吹くのでパっと見では目立たなくなるのでok







・色彩・質感のプランニング

塗装に入る前の準備として各パーツの塗装リファレンスを集めて、
配色のイメージ、質感、仕上げのプランニングをします

今回は塗装見本をベースに、キャラデザやフォローしているフィニッシャーさんの作例、
画像検索などから自分の中のイメージにハマりそうなものを並べて、
各パーツの仕上げ方法を考えます
(※Xから画像はモザイクかけて使わせてもらっています…!問題ある方いればDM下さい)

場合によってはPhotoshopでカラコレなども行い
完成イメージの解像度を上げていくこともやります


リファレンスは以前Xで紹介したmiroへ並べます
このあとの作業中は常にモニターに出しっぱなしにし、いつでも確認出来るようにしてあります

ちなみに羽翠の作業エリアのすぐ横にはモニター3枚並んでいるので
リファレンス写し放題です


プランニングが済んだところで以下のパーツの表現の仕方が不明

・イラストのようなほぼ白に近い肌なのに薄っすらピンクを感じる感じ
・紫タイツをどういう手順で色の重ねていくか
・羽の深くて暗い中にも色身を感じる紫
・腰のオーガンジーの感じ

とりあえず分からないことが分かったので、この辺は事前の調色をしながら考えます


・調色・塗装


調色は100均にあるプラ板をカットしたものでやってます


こんな風にストックしてあるのですが、
ヒナを制作する前は溢れるくらいあったので結構使った気がします


今回の主な各パーツの塗装はこんな感じの工程
一部忘れている部分もあるかも…



・肌





ガイアのサフレスフレッシュピンク&オレンジを、ピンク多めをベースに
色の変化を見ながらベースの肌色を作ります。
ベース肌が出来たらそこへさらにピンク足して今回のシャドウカラーをつくりました。

普段は肌は一色なのだけど、プランニング時の

"イラストのようなほぼ白に近い肌かつ
薄っすらピンクを感じる感じ"

これを再現するのに今回はピンク強めのシャドウカラーを用意しました。

色が決まったら最後にクリアで3~5倍に薄めて肌カラーは完成
基本的にカラーをそのまま使う事はなく、ほぼ必ず2~5倍にクリアで薄めて
色変化を見ながら塗るようにしています。

この辺は水性で薄め液での希釈のし過ぎで垂れるの避けていた名残かもですね。


今回は疑似サフなので、

白サフ → LGパール → クリア → ベース肌 → シャドウ → LGパール → 艶消し

という順番です。

2度目のLGパールで止めるか迷ったけど、光が当たった時のギラつきが気になったので他のパーツを塗った後に艶消しにしました。


ちなみに肌は1ドボン・・・




写真にはないけど白サフはガイアを使ってます



・羽




ここは塗装見本に寄せる方向で塗りました。

ライティングによって変化を感じられるような仕上げだったので、
その塗り方の手順を探るためにカラーチップで試行錯誤

・全体
黒サフ → GGXメタリックブラック → GGXクリアパープルをマゼンタで調整
→ GGXクリアブラック → トパーズゴールド → GGXクリア




・ゴールド部分
水性のスーパーファインゴールドとスーパーファインシルバー混ぜて使用


混ぜると上品なゴールドになってイイ感じ!

https://x.com/June_Umidori/status/1868682964999307

https://x.com/June_Umi


dori/status/18686829

4



tps://x.cちなみに肌は1ドボン・・・


羽も肌と同じく1ドボン・・・


初心者の頃の自分が知りたかった情報を書いていたら
思ったよりも長くなりそうなので2回に分けようと思います・・・!

ではまたヒナ ドレス製作ログ 

その2で!
om/Jun_Umidori/status/18686829649993076

2025年2月24日月曜日

作品撮影ワークショップ

とあるきっかけで3月29日[土]開催の小田原の模型製作会で
ガレージキットやプラモデルの作品撮影のワークショップを開催を予定しています…!

CMなどの映像制作をしていた経験から、完成したキットは自分で撮影しているのですが、
ふと、「こういう知識を知りたいフィニッシャーさんいるかも?」と思い
小田原の模型製作会の主催者、(っ'ω'c)マッさん(@DDpnB0opTdjdCZ8)へ提案させてもらいました。


自分で作品を撮っているけれど、なんだか上手く取れない
SNSで見かけるみたいな綺麗な写真みたいに撮りたい
撮影ってどうやってやればいいかイマイチ分からないなど、
個人の作品撮りでお悩みの方に向けた初心者向けの内容を予定しています。


撮影の基本的な事、機材について、ライティングの基礎などを、実際の撮影をしながら解説、 後半ではその内容をふまえて実際に作品撮影も想定しています。(ご自身の作品をお持ちください) 

使用する機材はプロ向けの高価なものでは無く、
個人で購入しやすい価格の物を使うため講習会の後に参考にしてもらえると思います。

キッチリとした講義というよりも、随時質問を受けながら会話形式で気軽に参加できる形式で進行できるといいなと…!

※モデル、フィニッシャーなどで撮影の初心者向けのワークショップのため、
プロの撮影技術を学びたい場合はご期待に沿えないと思いますのでご注意ください

ワークショップ概要

    

  • 開催日時 : 3月29日[土] 17時から(13時から17時までの制作会後に行います)

  • 場所 : 川東タウンセンターマロニエ

  • 時間 : 時間2〜3時間ほど(実際にお持いただた作品を撮影も予定しているため、参加人数によって前後する予定です)

  • 予定人数 : 2〜4名ほど

  • 金額 : 6500円(当日参加時にいただきます)

  • 内容 スチール撮影の基本

    - ライティングの基本3点照明についてと、2灯+レフ板の活用

    - 道具、器材について

    - 基本的に一眼を使った撮影の講座ですが、ライティングや撮影基礎はスマホでも活用できます。

参加をご希望の方はこちらの模型製作会へ参加のうえコメントにてお知らせください
https://twipla.jp/events/667607

撮影した一例でこんな感じ撮影方法をお話する予定です






ご興味ある方は募集開始後に是非!